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2009年9月 4日

9月1日の防災訓練はOK?

  • 23 (23メートルの津波のあとを見上げる)


    Photo_2 (津波犠牲者の慰霊塔の前で)
  • Photo_3 (津波会館を訪ねました)
  • Bcp (資生堂のBCPへの取り組みを聞く)
  • Photo_5  (資生堂本社前で視察委員集合)
  • Cimg2510 (土木事務所の地すべり対策工事視察)
  • Cimg2042 (丘珠空港の防災設備は?)

お元気ですか!伊藤孝とヒマナスターズの音楽と共に始まる「伊藤育子のスマイルメッセージ」県議会議員の伊藤育子です。

前回は新型インフルエンザの予防についてお話しましたが、今回は昨日行われた「防災の日」にちなんでの話をしますね。

参加されました?防災訓練に。元島田町内会でも大勢の人が集まって、大々的にやっていらっしゃったのを見ました。私たちの町内は先週の日曜日に先にやってしまいました。ウィークデイだと、全部が全部参加できないからです。会社関係の方は、もしかしたら職場で参加されているのかもしれませんが、町内の皆さんが一堂に集まっておくこと、顔を見合わせておくことが大事なのです。

「遠くの親戚より近くの他人」が、こういうときは一番大事で頼りになるし、又頼らなければならなくなるのですから。このことは釧路沖地震の視察に行った時に伺って、ますます納得したことでした。

なくなった方々って、日頃近所付き合いの全くなかった方々が多かったそうです。

あれだけ大規模な地震になりますと、まずは自分の命は自分で守ることに精一杯で、とにかく、高いところにひたすら駆け上ったそうです。後ろから津波が追っかけてくる中で、自分の後ろを来たはずの人が、気がついてみたらいなかった、波にさらわれていったのだったという話をしてくださった方もいらっしゃいました。

そんな中で、誰がいないかに気がつくまでが大変だったことも伺いました。いつも顔を見合わせている人が、いないということに気がついて、地震、津波がおさまってからすぐにみんなで探したそうです。

それもこれも日頃顔を合わせて、生活していて親しい関係にあったからこそで、「あの人は?」「あれ?あの人がいない!どうした?」ということになったわけです。誰がいないということに、まず気がつく人がいることから始まった、という話を伺って、なるほどと深く納得しました。

ですから日頃近所付き合いのない人は、いないことに気がついてもらえないということですね。つまり探してももらえないわけです。なくなった方々のお名前が刻まれている大きな碑が丘の上にありましたが、それを見ながら、説明員の方が、「ここに住んでいたことさえ知らなかったという方が、この人とこの人と・・・」と言って、たくさん数え上げられました。「名前も知らなかったし、どこに住んでいるかも皆さん知らなかったとおっしゃっていた人たちです。」

それを伺って私も深く反省しました。そうだ、自分の命を守ることって、まずは「ご近所の底力」の一員として、自分が地域に入り込むことなんだって思いました。自分さえよければという考え方で、どんなに備蓄品をそろえたところで、生き延びられないということを、あの大地震を通して実感したこの島の人たちは、それから村の行事にはほとんどの人が参加するようになったそうです。あの時以来何が一番変わったかといえば、行事にみんなが出るようになったことだそうです。

考えてみれば、村の行事、コミュニティのイベントって、厄介だ、うるさい、役員が回ってくるのがいやだとおっしゃる方々が結構いらっしゃいますけど、そう・・防災訓練なのですね。運動会も村祭りも、いざというときに自分が生き延びるための、助けてもらうための、防災訓練と考えればいいことなのですよ。日常生活の延長線上に防災訓練はあるのだと考えていただいたほうがいいのかもしれません。

特に私たちの静岡県は8月11日早朝、最大震度6弱の強い揺れに驚いた経験が鮮やかなうちですから、昨日の防災訓練は皆さん真剣に参加されたことと思います。死者1人と200人を越える負傷者、数千件の建物被害が出たという事実があるのですから、今真剣に取り組んでおかなければ、のどもと過ぎれば熱さ忘れるということになりかねないわけです。

そして静岡県が以前から指摘していたように、負傷した方々の多くは家具の転倒や落下物が原因であったことを考えれば、家の中にあるものが場合によっては命を奪う凶器になるわけですから、いい教訓になったといったら崩れてきた本に埋まってなくなられた方には申し訳ないのですが、家庭内の備えの必要性を改めて強く感じさせる大きな教訓をいただいたといえます。

防災対策というと、家屋の耐震化に始まり、家具類の固定、非常用食料、飲料水の備蓄、非常時の持ち出し品の準備など、気合を入れてこんなときこそやっておかなければならないのに「ま、いいか、」とか、「そのうち・・・」という思についつい負けてしまって、いつの間にか消えてしまって忘れてしまう・・・、そしてそんなときこそ「災害は忘れたころにやってくる」というわけです。

そこで本年度は新たに、防災のためだけに行動を起こすのではなく、先ほどの村のイベントのように、日常生活の延長線上で防災を考えてもらうために、静岡県では「プラス防災アイディアコンテスト」を実施しています。

このコンテストでは普段から使っている生活雑貨が災害時にはこんなことに利用できるといったアイディアを募集しています。

例えば台所にあるラップ、災害時にはお皿の上に敷いて使えば食べ物を清潔に保つことができ、お皿を洗う水の必要がなくなるし、寒いときにはおなかに巻けば腹巻になりますね。あったかいのですよ、あれは。タウパーがあれば尚よろしいわけです。タウパーを巻いてからその上にラップを巻くと、気持ちよく暖かです。骨折したときの三角巾の代わりにもなります。

又タウパーはぞうきんの代わりにもなります。濡れても敗れないので1回ぬらしておけば、ふきんから雑巾から体を拭く場合も顔を洗うときも清潔を保てます。ガムテープも、なかなかのものですよ。釘やホチキスの代わりもやってくれます。

という具合に、生活者の視点からもう一度身の回りを見なおして日常生活の中で防災の味付けをしてほしい、そのためのアイディア募集中ということです。郵送でもファックスでもメールでも結構、9月30日まで募集中です。ぜひこんなことがあるというのを教えてくださいね。

また地域防災の裾野を広げるための「地域防災力強化人材育成研修」を本年度からスタートさせたそうです。この研修は自主防災関係者や、事業所の防災担当者、団塊の世代の女性、学生など対象別に防災研修プログラムを用意しているということです。11月から始まりますので、被害甚大といわれる東海大地震に備えてせめて被災直後、援助が車で来てくれるまでの間、自分たちで何とか生き延びるために、少しでも多くの方々が何らかの知識で地域の被害を軽減できるように、がんばっていただきたいと思います。

まずはイメージトレーニングくらいは自分でやっておくようにすることも大事ですね。職場にいたときはどう動くのか、お風呂に入っている時ならどうする?通勤途中ならどうする?トイレにいる時なら?というように、ありとあらゆる時に「もしここで・・・」と考えておくことが、何よりの地震の時の冷静な判断力と行動を導くということだそうです。

なお、住宅の耐震化も是非この際お考えください。県では30万円以上を補助する制度を実施していますので、これをご利用いただ期待と思います。自分の命を買うことができるのであれば、買っておいてくださいね。

県議会議員伊藤育子がおおくりしましたスマイルメッセージ。それでは又来週、ごきげんよう!!